どくだみ茶の7つの効能知ってますか?
ドクダミの語源は、毒を溜める、毒を止める、毒くだし飲みの意味からきています、まさに名前がデトックスですよね。また、十の薬効があることから、十薬(じゅうやく)とよもばれています。ゲンノショウコ、センブリと共に三大民間薬と言われています。
平安時代にはすでに用いられていたので、日本最古の薬草書「本草和名(ほんぞうわみょう)」にもその薬効は記されており、あまりにも身近で、日本中に、分布し日陰や湿地を好む多年草です。野菜や果物など、その土地に生えたりしているものは、その土地に暮らすために必要なものであると言いますから、ドクダミは、日本に暮らすうえで、必要なものと言えるのかもしれません。
さて、ドクダミ茶は、花が咲く初夏に、若葉と茎を天日干しにして作られます。普通のお茶との入れ方の違いは煮だすのです。水1リットルを、良く沸騰させ大匙1の、ドクダミ茶をいれ、7~8分煎じます。
平安の昔から今日まで、日本人に飲みつづけられているドクダミ茶には実はスゴイ効能があります。そこで今日は、このどくだみ茶の効果効能についてお伝えします。ではご覧ください。
むくみ解消
運動不足や、不規則な生活、偏った食事などが原因で、むくみは起こります。
腫れぼったい顔や、デスクワークの仕事の帰り足がパンパンというようなことがありがちです、同じ姿勢を長時間取らなければならない等で血行も悪くなっています、そう言う人は、ぜひドクダミ茶を飲むようにしましょう。正常な水分代謝を行う助けをしてくれるのが、ドクダミ茶です。ポリフェノールの一種、クエルシトリンの働きによるもので、腎炎、膀胱炎を予防します。利尿効果がありますので尿と一緒に老廃物もデトックスですね。
便秘改善
便秘は、運動不足、不規則な生活、ストレス、朝食を取らない、まちがったダイエットで食事そのものの量が減っている、水分の摂取不足のようなことが原因でおこります。
ドクダミ茶のクエルシトリンには、便秘解消の効果もあります。腸にたまる、毒素もデトックスです。整腸作用もありますので、腸が元気になれば、便秘解消にも一役買ってくれるということですね。ドクダミ茶を飲むことで、水分の摂取不足も解消してくれます。
便秘でお悩みの方は、規則正しく毎朝、何時もよりも少し早くおきて、ストレスのないゆったりした気分で、しっかり朝食をとりドクダミ茶で水分補給とその効能の力を借りれば、決まった時間にトイレに直行、我慢することから来る、便秘もありますから習慣づいてくると排便もスムーズになってきます。
すっきりした気分で朝を迎えることが出来るようになります。
美肌効果
ドクダミ茶をのむことで老廃物が出ていくと、美肌効果があります。消炎効果もありますので、荒れていた肌もきれいになります。また、ドクダミ茶に含まれるクロロフィルは、美肌、美白効果、ニキビ改善効果があります。良く、化粧品などにふくまれていたりするおなじみのものですね。
ドクダミには特有の匂いがあり、乾燥したドクダミ茶の場合かなりなくなるのですが、匂いが気になり飲みにくい場合がありますので、良く他の健康茶とブレンドされている場合があります。
良くブレンドされているのが、ハト麦茶です。ハト麦茶には、免疫力強化、抗炎症、利尿促進、皮膚機能維持改善、高血圧予防、便秘改善、骨の強化、むくみ防止と、ドクダミ茶並みの、多くの働きがあり、同時に飲むということで、美肌効果が、向上ということも期待できます。
ガン予防
ドクダミに含まれる、クロロフィルには抗炎症作用、抗酸化作用があり、ガンの予防が期待できます。クロロフィルには腸内で、ダイオキシンなどの発がん性の物質を吸着し、体外に排泄するデトックス効果があることが実証されています。ショウジョウバエを使った実験でも、エサに、クロロフィルを混ぜたものと、そうでないものでは、タンパク質の焦げから発生するガンにたいして、がんの予防効果があったという、実験結果もあります。
緑黄色野菜を多くとれば、この効果も強化しますので、ドクダミ茶といっしょに、緑黄色野菜のサラダなど食べればいかがでしょう。また、この抗酸化作用はアンチエイジング、いつまでも若々しくという、美容効果があるということです。
コレステロール減少で、血液をサラサラに
コレステロールは最近の日本人の食事の欧米化で、バター、卵、肉類などコレステロールをたくさん含む食品を多くとるようになったことと、カロリーのとり過ぎ、運動不足、ストレスなどの、生活習慣でコレステロール値をあげるというようことになっています。
ドクダミ茶のもう一つ重要な効果は、コレステロールを減少させること。コレステロール値が高いと、心筋梗塞、動脈硬化になりやすくなります。血行を良くする作用もありますから、血液もサラサラに、血流が良いということは、デトックスもスムーズにおこなわれます。その他、貧血予防、整腸作用もあります。
生のドクダミがあれば、外用薬に
ドクダミは、江戸時代ころまでは外用薬として使われていました。平安時代には、おできや痔の外用薬としてつかわれていました。
乾燥すると失われる、精油成分 デカノイルアセトアルデヒドには抗菌,抗ウイルス作用があります。また、毛細血管の老化を防ぐ効果もあります。
葉をもんで柔らかくしたものを肌荒れ、ニキビ、湿疹、水虫の幹部に貼ったり、すりつぶした葉や茎の液を、ぬります。生の葉を、お風呂に入れても良いでしょう。
カリウム摂取、夏バテ予防と、注意点
ドクダミ茶を大量に飲むと、たまに、おなかの緩いひとが、下痢をしてしまうこともありますがそういう場合は、飲む量を、減らすようにしましょう。
また、腎臓機能が低下している、腎臓機能に障害のある人は、注意が必要です。カリウムが、多く含まれているので、弊害のある場合もあります。
カリウムは、不足すると、筋力が低下したり、イライラしたり足がつったりします。サプリとして取る人もいるぐらいですので腎機能に問題のない人には、もはやいいぐらいです。カリウムにはナトリウムの捕り過ぎの調整をする役割もあります。
日本人の食事は、塩分の多いものが多くなりがちです、最近はいろんな加工食品を便利さからよくとりがちです、そういう人は新鮮な野菜や果物の摂取も少ないという人が多く、カリウムの摂取が少ないうえに、添加物に、なになにナトリウムという、表示が良くされていると思います、ナトリウムは食塩以外にもあります。
それが、カリウムとのバランスを崩してしまうということもよくありがちです。ナトリウムとカリウムのバランスを取るという意味からも、ドクダミ茶を飲むことで、カリウム不足を補いましょう。ナトリウムの過剰で、高血圧になることを、防ぎます。
夏バテで体がだるいという場合、実はカリウム不足の場合もありますのでドクダミ茶は、夏バテ防止にもなります。
このように、ドクダミ茶は、健康維持として続けて飲むもので、薬のように急な作用はなく緩やかなものです。だから安心して飲めると同時に、美肌効果や、便秘解消ということから、女性に人気のあるお茶ですよね。
ドクダミ茶を、いつも飲んでいる、甘いソーダなどのかわりにすると、こんなに良い効果がありますので、ぜひ試してみてください。